未製本 『きみのかわりに』

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2007 / 09 / 09  Sun
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時を止めたまま生きることを望んで 生きて
足元の花を凍らせないように
いつか私があげたものはあるべき場所に捨てて欲しい
君の記憶にだけ 私があるように

道端の花に君の息がかかる
私は呆れながら、ずっと眺めていた
「雨が降ったら泳げなくなるけど
 彼女達には必要なことなんだろうね」
点き始めた街の灯は 私達も照らしていった

取り零してしまったモノの形は錆び付いて
古い夏のなごりの音を自転車漕ぎながら聞いていた
ぎぃぎぃと苛立つようなその音は
風化なのか形成なのかわからない
私達の時間は根絶やしに出来ずに
気持ちを無視したまま大きくなっていく

もうすぐ夜が訪れる 星の光が私達を冷却する
君の心は私には伝わらず 私の心も君には伝わらない
何かを為すことは不自由かもしれず
言葉は、届かず掻き消えるだけかもしれないけど
私は走る 誰かの代わりになんかなれないから
私の為に 君に逢いに

些細な幸せを望むのは愚かしいと笑い飛ばした
人を好きになるなんて出来ないと思っていた
感情なんて言葉でしか知らなかった
そう、言い聞かせた

忘れないように 君の足は地面を踏んでいる
忘れないように 君の目は前を向いている
忘れないように 私は君のことを忘れない
私はずっと、ここに立っている

「時を止めたまま生きることを望んで 生きて
足元の花を凍らせないように
いつか私があげたものはあるべき場所に捨てて欲しい
君の記憶にだけ 私があるように

私の時間はいつか蹴り飛ばされてしまうかもしれない
ここにはいなくなってしまうかもしれない
でも君の記憶の私はずっと立っている
戻りたかったら戻ってきなさい
その代わり満足したら追い出してあげる
忘れないように 君の足は歩いている
少なくとも君の背中を見送るまではここにいてあげるから
さあ、いってらっしゃい」

取り零してしまったモノの形は錆び付いて
古い夏のなごりの音を自転車漕ぎながら聞いていた
今日も色んなことを思い出し 自転車駆って
人の背中を蹴り飛ばし この街を走っている

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