未製本 停滞

-- / -- / --  --
スポンサー広告   
Edit
2006 / 07 / 21  Fri
   
Comment 0 / TB 0 / Edit
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
僕は真夏の水槽の中で腐っていく
大量の藻と 取り替えられない水を飲み込みながら
静かに 酷く場違いな恨みを募らせている
外は夏だ
誰も居ない 居心地の良い時間が止まったみたいに

世話を焼かれるのは大嫌いだ
だけど僕は 人に助けてもらわないと生きていけないことに
気付いている

濁った水のせいで(或は心の澱?)空は見えない
ここではない誰かの敵である空
僕には憧れが積もっていく空
泳いだって どうしたって届かない空
僕はこつんと顔で水槽を叩く

水の中から顔を出すと影が差し
僕が望んだ場所はくるくると黒くなる
その向こう側に居るものの気配を感じながら
僕は水槽から腐った体を引っ張り出し
とことこ歩いて眠りについた

そしてまた起きだしたら水槽の中へ入ってゆく
そこは、心が安らかになる場所だったから
スポンサーサイト

Comment



TrackBack http://name9zira.blog59.fc2.com/tb.php/13-60f48f21

.
神様 ≪ ≫ 叶えずともあるがまま
.  ▲ .
Designed by Daniel Corporation. allrights renounced
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。